Flash Player 10ベータリリースノート

Adobe Labs - Flash Player 10 Beta Release Notesの適当な和訳です。はしょって訳してるところもあるので、正確な情報を知りたい場合は原文を当たってください(by ksakai)。

Creative Expression

Flash Player 10では従来デスクトップアプリケーションでしか行うことができなかった革新的で映画のような体験をRIAやリッチメディアで行うことができます。

カスタムフィルター&エフェクト

After Effects CS3でも使用されているAdobe Pixel Benderを使って、カスタムフィルター、ブレンドモード、塗りを作成することができます。Pixel Benderはハイパフォーマンスな画像処理言語です。Pixel Benderを使うことで、Flash Playerをアップデートすることなく、独自のエフェクトやフィルターを追加できます。独自のエフェクトやフィルターは既存のFlash Playerに搭載されているフィルターと一緒に使うことができます。またベクター、ビットマップ、ビデオなどすべてのオブジェクトに適用することができ、それらのオブジェクトが持っているインタラクティブ性を損なうことはありません。カスタムエフェクトはランタイムで適用することができます。また、カスタムフィルターのサイズは通常1KB程度で、ファイルサイズ的に影響を与えることもありません。

3次元エフェクト

すべての2次元オブジェクトを3次元変形することができます。その際、2次元オブジェクトが持っていたインタラクティブ性は損なわれることはありません。従来PaperVision?3DやSandy、Away3Dを使って行っていた3次元処理を早く、そして軽く行うことができます。3次元変形をネストすることで複雑な3次元処理を簡単なコードで記述することができます。

新しいテキストエンジン

A new, highly flexible text layout engine, co-existing with TextField?, enables innovation in creating new text controls by providing low-level access to text layout and interactivity APIs to create component-level text objects. The new text engine expands creative freedom by treating device fonts as first class citizens that can be anti-aliased, rotated, and styled and have filters applied as if they were embedded. The new text engine also offers right-to-left and vertical text layout, plus support for typographic elements like ligatures.

テキストレイアウトコンポーネント

An extensible library of ActionScript 3.0 text components, coming in future to Adobe Labs, provides advanced, easy-to-integrate layout functionality that enables typographic creative expression. Layout and style text with tables, inline images, and column flow through components that are compatible with both Flash and Flex, all while getting the benefits of the new text engine. Rich text components allow designers and developers to flow text and complex scripts, such as Arabic, Hebrew, and Thai, across multiple columns like a newspaper, around tables and inline images, from right-to-left, left-to-right, bi-directionally, or vertically. Selection, editing, and wrapping of text are handled as would be expected for the different layouts.

描画APIの改善

Enhancements to the Drawing API make runtime drawing much easier with re-styleable properties, 3D APIs, and a new way of drawing sophisticated shapes without having to code them line by line. Developers can tweak parts of curves, change styling, replace parts, and use custom filters and effects, delivering improved performance, creative control, and developer productivity. The enhancements extend the current drawing API to allow for read/write rendering and 3D effects, while adding memory and performance improvements that allow developers to create shapes using ActionScript that can be modified at runtime without re-drawing, edit dynamic drawings by modifying paths, and chain methods together to instantiate operations with a single method call.

カラーマネージメント

Flash Player 10はWebアプリケーションで可能な限り正確な色を再現できるようになりました。カラーマネージメントではSWFをsRGB色空間に展開できます。カラーマネージメントはモニターのICCカラープロファイルと連携し、SWFの色を正確に再現します。ランタイムでカラーマネージメントの適用の可否を制御できます。

視覚的なパフォーマンス改善

従来CPUで処理していた処理をGPUに委譲することによってCPU負荷を下げられるようになりました。結果としてグラフィックを多用しているアプリケーションがより滑らかになり、反応速度も向上するようになりました。

GPUでの画像処理

画像を合成・フィルターの適用・ビデオの再生がより速く行えるようになりました。すべてのラスターオブジェクトはビデオカードを使って処理されます。ハードウェアでビットマップ、フィルター、ビデオを処理することで、従来ソフトウェアで行っていたのよりも素早く再生することができます。GPUでの画像処理はHTMLパラメーターで使用する旨を指定して、かつ適切なハードウェアがある場合にのみ適用されます。ハードウェアがGPUを使用できる要件を満たさない場合、従来通りソフトウェアでの処理が行われます。Open GL 2.0とGLSLをサポートしているビデオカードがある場合のみ、この機能を使用することができます。Flash Playerのベータ版では、GPUアクセラレーションされている場合、左上に緑色の四角が表示されます。

GPUでのビットマップ転送

新しいHTMLパラメーターで設定することで、SWFをブラウザに描画する際にビデオカードを使用するようにすることができます。この機能はSWFをコンパイルし直すこと無しに使用することができます。この機能はFlash Player 9 Update 3で導入されたフルスクリーンでのビデオ表示にハードウェアアクセラレーションする機能を拡張した物で、描画パフォーマンスが改善されCPU使用率も低く抑えることができます。結果としてビデオや画像を多用したアプリケーションのパフォーマンスが改善します。

アンチエイリアスエンジン(Saffron 3.1)

Saffronを改良し、特にアジア圏の言語をレンダリングする際のアンチエイリアスのパフォーマンスや品質が改善されました。またストロークフォントをサポートし、必要なメモリー量を軽減させました。

Vectorデータ型

Flash Player 10のActionScript 3.0ではECMAScript 4で提案されているVectorデータ型をサポートしました。Vectorデータ型は配列に似ていますが、要素がすべて同じ型でないといけないという制約があります。要素の型に制約を課すことで配列操作よりもパフォーマンスが劇的に改善しました。

リッチメディア

Flash Player 10では、次のAdobe Flash Media Serverや他のAdobe製品で提供される予定の新しいオーディオ・ビデオ機能を搭載しました。これによりリッチメディアの配信が最適化されます。

ダイナミックストリーミング

ネットワークの状況に応じて、常に最適なビデオ品質を保つことが可能になりました。ビットレートを変化させることで、ビデオが再生中に停止してしまうことが無くなります。ビデオ視聴者の帯域に応じたビデオ配信が可能です。将来のFlash Media Serverではネットワークの状況に応じてRTMPでのビデオ配信でビットレートを変化させることができます。リアルタイムにネットワーク状況とCPUの状況をActionScriptで知ることができるようになるので、開発者はそれらの情報を元にビデオ配信をコントロールできます。

RTMFP (Real Time Media Flow Protocol)

RTMFPは、従来RTMP over TCPで行っていたセキュアなデータ配信をUDPで行う物です。この機能を利用するためには将来リリースされるFlash Media Serverや、他のAdobe製品を使用する必要があります。UDPは映像配信のための効率的なプロトコルです。RTMFPでの通信は暗号化されるため、映像を保護することができます。この技術は2006年に買収したAmicima, Inc.によるものです。RTMFPのプレリリースプログラムに興味がある場合にはfmsprerelease@adobe.comに連絡先をお送り下さい。

Speex Audio Codec

The new, higher fidelity Speex voice codec offers an alternative to Nellymoser for audio that delivers the lowest-latency audio experience possible. When RTMP or RTMFP is used with future releases of Flash Media Server, live and unbuffered Speex transmissions will take advantage of RTMFP's partial-reliability feature to reduce network latency.

その他のコミュニティーよりリクエストがあった機能改善

上に述べた表現能力の向上の他に、コミュニティーよりリクエストがあった機能改善をFlash Player 10では取り入れています。

File Reference runtime access

RIAでファイルを読み込むことができるようになりました。APIを使用することで、ファイルはbyteArrayやテキストとして読み込むことができます。従って、ファイルの読み書きにサーバーを介する必要がありません。

ダイナミックサウンドジェネレーション

サウンドクラスは、サウンドオブジェクトに登録されたイベントリスナーを通して、動的に生成されたオーディオを再生可能になりました。

Large Bitmap Support

Flash Player 10では16,777,216ピクセル(4096×4096ピクセル)までのビットマップを扱えます。但し一端の長さは8191ピクセルまでに限ります。

コンテキストメニュー

共通のテキストフィールド・コンテキストメニュー用ActionScript APIを使うことで、コンテキストメニューに何が表示されるかについて更なる制御が可能になりました。標準テキストとリッチテキストの両方をサポートしています。クリップボードメニューを通じて、安全で制御された方法でクリップボードにアクセスすることができ、テキストのペースト用のハンドラを書くこともできます。

GB18030 Compliance

GB18030 is the latest character set mandated by the Chinese government for displaying text. Flash Player 10 compliance with this official character set ensures support for all applications deployed on Flash Player that require GB18030.

Ubuntu OS Support

Flash Player 10ではメジャーなUbuntuをサポートしました。